メリディアン180について

メリディアン180は、アジア太平洋地域における対話――トランスフォーマティヴな政策転換のための不可欠な必要条件――を組み替えるという課題に取り組んでいます。メリディアン180は、環太平洋地域および世界中からの研究者、実践家、政策立案者からなる非党派的で学際的なコミュニティとして2012年に設立されました。メリディアン180は、コーネル大学マリオ・エイナウディ国際研究センターおよびコーネル大学法科大学院クラーク・プログラム「東アジアの法と文化」とパートナーシップを結んでいます。

当プロジェクトは主に市場の規制および市場が政治、労働、世代間格差に与える影響や、環境問題、国際法、安全保障および外交問題、ならびに法の支 配や憲法改正について取り組んでいます。当プロジェクトがこれまでに取り扱ってきたテーマは、企業文化における謝罪の役割、環太平洋パートナーシップ (TPP)協定の未来、さらには法の支配の意味など、多岐に渡ります。当プロジェクトの取り組みが独特なのは、そうした問題に対して、金融の実務的な専門 知識から、憲法解釈、さらには創造的な芸術的アプローチなどを初めとした、幅広い視点を通して意見を交換している点です。

メリディアン180では率直で徹底的な議論を行い、メンバーの知識や専門性を集積することで、新しい考え方を形成しています。 それを実現するためにも、当プロジェクトではIT技術を駆使し、全てのメンバーが日英中韓の四カ国語で意見を投稿し閲覧できるシステムを設けています。そ のため、メンバーはそれぞれの母国語あるいは最も使い慣れた言語で議論に参加し、細かいニュアンスや表現を伝えることが出来ます。投稿された意見やコメン トは専門的な翻訳者によって迅速に翻訳され、四カ国語で同時に当プロジェクトのウェブサイトに掲載されるため、全ての地域の意見が平等に発信されていま す。当プロジェクトの議論は非公開で行われているため、真剣で内容に富んだ意見交換が行われています。そうした議論を通して、メンバーは新しい考え方を生 み出し、分野間の交流を促しています。学術雑誌や学界では、新しい視点や考え方に対する反応が数ヶ月あるいは数年遅れることがあり、また実務の世界が最先 端の理論を取り入れるのには長い時間を有しますが、当プロジェクトでは翻訳や意見の交換が迅速に行われるため、新しい視点やアイディアが効率的に共有され ています。