Meridian 180とは

Meridian 180 は、政策提言のための革新的・実験的な多言語プラットフォームです。Meridian 180の強みはそのメンバーの多様性です。2012年に設立されて以来、39の国から800人を超える研究者・実務家・官僚がメンバーとして参加しています。Meridian 180は、環太平洋地域の中心から、こんにちそして未来の危機に対応するための知的・社会的・政治的なインフラを提供します。

Meridian 180 は、コーネル大学マリオ・エイナウディ国際学センター、コーネル大学法科大学院クラーク・プログラム「東アジアの法と文化」、韓国ソウルの梨花女子大学東京大学社会科学研究所のパートナーシップにより運営されています。

Meridian 180は、世界中から集まった800人を超える専門家たちが、グローバルな課題に協力して取り組むためのプラットフォームを提供しています。学際的なアプローチでオンライン上での議論や国際カンファレンスを多言語で運営し、創造性あふれる学術コミュニティとリサーチに基づくソリューションを生み出すことを通じて、多くの国々の世論や政策に影響を与えることを目指しています。

世界が直面する課題

こんにちの複雑な社会が生み出す難問の前には、専門家すらも立ちすくんでしまいます。この世界はいまや、既存のパラダイム・政治的アライアンス・専門性が通用しなくなる「グローバルリセット」の瀬戸際にあるといえます。移民・格差・不況・高齢化・エネルギー問題・データガバナンス等の喫緊の課題は、一つの国境や文化のうちにとどまるものではありません。「専門性」とは概念や視点を狭く限定することで成り立つものですが、地球規模の複雑な問題はむしろ混沌としつつ拡散し枠にはめられることを拒絶します。

このように取り組むべき問題がグローバル化しているにもかかわらず、学術的研究は依然として専門性・地域・文化・言語に隔てられた縦割りのもとで行われ、また多くの研究は英語で行われるがゆえに西洋的な視点が優越しています。いまだグローバルな規模での研究協力は稀です。

我々のソリューション

こうした時代にあって、国境や専門分野を横断する思想的なリーダーは、時代にあった新しいアイデアを生み出すことが求められています。新たな探索と理解のあり方を求めること、専門家と知識人の協力を促すことーこれこそが今日の世界におけるMeridian 180の役割です。Meridian 180は環太平洋地域の中心から、新旧さまざまな地球規模の課題を乗り越えるための民主的なソリューションを推進し、学術研究における変革の触媒となることを目指します。グローバルな対話と研究にコミットすることを通じて、専門性という名のタコツボを打破し、学術研究のあり方を変革し、本当の意味でグローバルな政策提言を可能にします。

過去5年のあいだ、Meridian 180は多言語での議論を行うためのプラットフォームを構築し、クリエイティブな思想家のグループを構成し、既存の枠組みを超える政策ソリューションの探求を進めてきました。グローバルに活動を展開し、大規模研究プロジェクトと政策提言に貢献してきました。

グローバルな対話を可能にするために、Meridian 180では翻訳の力を活用しています。中国語・英語・日本語・韓国語の4つの言語で参加者の洞察を素早く正確に翻訳することで、メリディアンのフォーラムは、本当の意味でのグローバルな対話・リアルタイムでのコミュニケーションを可能にする卓越したプラットフォーラムとなっています。

Meridian 180 モデル

Meridian 180のワークモデルは、中国語・英語・日本語・韓国語で意見が交わされるオンラインのフォーラムから始まり、ここで問題に対する幅広い視点・見解を集めることを目指します。その後、より焦点を絞った集中的なフォーラムやオンラインでの議論にバックアップされたカンファレンスに発展し、最終的には4ヶ国語での書籍・学術的な雑誌記事・政策白書の出版に至ります。

なぜMeridian 180はユニークか

多言語での対話

Meridian 180は4つの言語-中国語・英語・日本語・韓国語-で運営されています。高度な翻訳を活用することで、グローバルにアイデアが交換できる環境を提供しています。

国際性豊かなメンバー

メンバーは世界各地から集まり、幅広い学問領域、専門分野、職業にわたっています。大学の研究者、弁護士、官僚、ビジネスマン。人類学者、コンピューター工学、経済学者、政治学者、社会学者、医療関係者、ハッカー、法律家など。メンバーの所属は、29の異なる国、380の組織にわたります。

政策のアウトプット

Meridian 180の活動はダイアローグ(対話)に始まりますが、そこにとどまりません。そこから幅広い国や地域において、学術研究、国際的なワーキンググループ、カンファレンスやワークショップを運営・開催しています。Meridian 180では現在、オンラインでのリサーチに加えて、アメリカ・韓国・日本に研究拠点を持っています。

組織体制

Meridian 180の組織はグローバルな広がりを持っており、複数の有力な研究大学に拠点を持っています。現在、コーネル大学(アメリカ)、梨花女子大学(韓国)、東京大学(日本)です。今後も新たに拠点が追加される予定です。

Meridian 180は、コーネル大学マリオ・エイナウディ国際学センター、コーネル大学法科大学院クラークプログラム「東アジアの法と社会」、梨花女子大学(韓国)、東京大学社会科学研究所(日本)とパートナーシップを結んでいます。

Meridian 180の代表アナリーズ・ライルズは、 コア・アイデア・グループ と、アドバイザリー・カウンシルの助言にもとづいて、プロジェクトをリードしています。

沿革

2011年に「双子の災害」-東日本大震災と福島原発事故-が日本を襲ったとき、Meridian 180はまだほんのアイデアの段階にすぎませんでした。しかし、そこから急ピッチで多言語のオンラインフォーラムが立ち上がり、目の前の破滅的な危機を乗り越えるために研究者や官僚に何ができるだろうかという議論が始まりました。すぐに、このMeridian 180の試みはグローバルな課題を深く議論するためのプラットフォームになりうることが、多くの人の目に明らかになりました。立ち上げから最初の2年間で、Meridian 180は16のオンラインフォーラムを開催し、多様な分野の研究者・官僚・専門家から225を超える記事の投稿をいただきました。

Meridian 180は、日本・中国・アメリカの学者・官僚からなるコア・グループによって設立され、現在コーネル大学のアナリーズ・ライルズ教授が代表をつとめています。その設立趣旨は、政策課題について国を超えて議論する場を作り、コスモポリタン的な志向を広め、多様な地域・専門分野にまたがるメンバーの知見を活用することで新たな学問的パラダイムを作り出すことを目指しています。

Meridian 180の最初の拠点は、2011年にオンラインフォーラムを立ち上げた際、コーネル大学法科大学院に設立されました。2014年には梨花女子大学に韓国拠点が設立され、続いて2016年に東京大学社会科学研究所に日本拠点が設立されるに至りました。また2016年には、コーネル大学エイナウディ国際学センターもパートナー組織に加わりました。